「ジビエ」という言葉を耳にしたことはありますか?
ジビエとは自然の中で育った野生の動物の肉のことで、現代の食卓で新たなブームとなっています。
その魅力的な味わいや高い栄養価が、美食家だけではなく健康意識の高い人に支持されているのです。
この記事ではジビエの魅力を、その背景やおすすめの調理方法とともに詳しくご紹介します。
ジビエとは
ジビエは、山や森で獲れる野生の動物の肉のことを指します。
近年、健康や環境への配慮から、自然な状態で育った動物の肉を食べることが注目されています。
ジビエは飼育下ではなく自然界で生きていた動物たちです。
そのため添加物や抗生物質が一切使われていない、自然そのものの味を楽しむことができます。
例えば鹿やイノシシ、キジなどがジビエとして知られています。
これらの動物は、山の草や木の実を食べて育ちます。そのため、その肉には自然の恵みがたっぷりと含まれています。
ジビエはフランス語が語源です。
元々フランスではジビエは上流階級の貴族だけが楽しむ高級料理でした。
現在では一般的にも食べられていますが、高級料理店でも長く愛されている食材です。
日本各地でもレストランや料理店でジビエを使った料理が提供されており、多くの人々に愛されています。
今ジビエが注目されている理由
健康志向の高まり
近年、健康を意識した食生活が求められています。
ジビエは添加物や抗生物質を使用していない自然の肉であるため、健康的な食材として注目されています。
また脂肪が少なく、栄養価が高いのも人気のポイントです。
環境への配慮
ジビエの消費は生態系のバランスを保つためにも重要です。
日本は野生鳥獣が増えすぎていて、田畑を荒らしたりと深刻な被害も出ています。
そのため有害捕獲した野生鳥獣をジビエとして消費することが自然環境を守ることにもつながるのです。
地域資源の活用
各地域の特色を生かしたジビエ料理は、観光資源としても注目されています。
地域の魅力を伝える手段として、ジビエの普及が進められています。
おもなジビエの種類
ジビエには様々な種類がありますが、ここでは特に人気のある5つのジビエを紹介します。
それぞれのジビエには、独特の味や特徴があり、料理法や用途によって楽しむことができます。
鹿 (しか)
日本全国で見られるジビエで、低脂肪・高タンパクな肉質が特徴です。
ステーキや焼肉、煮物など様々な料理に使用されます。
イノシシ (いのしし)
豊かな自然の中で育ったイノシシは、濃厚な味わいがあります。シチューやカレーなど、煮込み料理に向いています。
キジ (きじ)
野鳥の代表とも言えるキジは、繊細な味わいが特徴。天ぷらや焼き鳥として楽しむことができます。
山鳩 (やまばと)
ジューシーで柔らかい肉質が魅力。焼き鳥や煮物、鍋料理に使用されることが多いです。
鴨 (かも)
深い味わいと香ばしさが特徴の鴨肉。ローストや煮物、鍋料理などで楽しむことができます。
ジビエ料理の栄養価
ジビエ料理は、その種類によってさまざまな栄養価を持っています。
健康を意識する現代人にとって、ジビエは栄養面でも非常に魅力的な食材と言えるでしょう。
鹿肉
鹿肉は、低脂肪で高タンパク質を含むため、筋肉の健康や体の回復に役立ちます。
また鉄分や亜鉛、ビタミンB群も豊富です。
特にヘム鉄という身体に吸収されやすい成分が豊富なため、貧血などを予防するのに最適です。
イノシシ肉
イノシシ肉には、ビタミンB1やB2、鉄分が豊富に含まれており、エネルギーの生成や疲労回復に役立ちます。
キジ
キジの肉は、ビタミンEなど抗酸化作用のある栄養素が豊富で、老化防止や免疫力の向上に寄与します。
山鳩
山鳩の肉には、良質なタンパク質や必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
鴨肉
鴨肉は、不飽和脂肪酸が多く、コレステロールの上昇を抑える効果が期待されます。
ジビエの人気調理方法
焼き物
ジビエの肉は、シンプルに塩や香辛料で味付けをして焼くだけでも、その美味しさを堪能することができます。特に鹿やイノシシのステーキは人気です。
煮込み
ジビエの肉は、煮込むことで柔らかくなり、深い味わいを楽しむことができます。キジや山鳩の煮物、イノシシのシチューなどが代表的です。
鍋料理
冬の季節には、ジビエを使った鍋料理が楽しまれます。鴨鍋やキジ鍋など、ジビエの旨味をダイレクトに味わうことができます。
燻製
ジビエの肉を燻製にすることで、香ばしい燻製の香りとジビエの味が絶妙に組み合わさります。
健康にも良いジビエを美味しく楽しもう
ジビエは、その独特の味わいと栄養価の高さから、今後も多くの食卓で楽しまれることでしょう。
最近では日本各地でその地域ならではのジビエを楽しめるレストランが増えてきました。
旅行で各地を訪れた際には、地域活性のためにもその土地ならではのジビエを楽しまれてみてはいかがでしょうか?
兵庫でジビエを楽しむなら「カッセル」での食事はいかが?
兵庫県朝来市にある「生野高原オーベルジュKASSEL(カッセル)」。
生野高原オーベルジュKASSEL(カッセル)では但馬鴨を使ったジビエ料理を提供しています。
元々カッセルは、海外や日本の特別な方をお招きし、おもてなしをする迎賓館でした。
当時のままのホスピタリティやお料理により一層磨きをかけ、より多くの方にも味わっていただきたいと一般公開された“知る人ぞ知る”隠れ家です。
BBQ場/RVパーク/テニスコート/ビリヤード/キッズスペース/天体望遠鏡など、たくさんの施設でお楽しみいただけます。
2023年春に宿泊施設もリニューアルオープン。
竹田城跡までも車で行くことができるので、雲海を見る前日の宿泊もおすすめです。
ぜひご夫婦、ご友人同士、カップル、ご家族で遊びにいらしてください。